講演テーマ
料理人講話「迎賓館と料理」~一期一会のおもてなし~
2005年、日本国際博覧会「愛・地球博」において、迎賓館エグゼクティブシェフを担当し、
迎賓館初の和洋折衷料理で世界117ケ国のVIPを魅了、高い評価を受けた大高シェフが語る、「一期一会の精神」。
それは、日本古来の『おもてなしの心得』が源流となる。
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日本料理界の代表として、万博開催中の半年間、パーフェクトな料理を作り続けなければならないというプレッシャーの中、こう思った。
「僕にとってこんな機会は二度とないし、お客様にとっても、この迎賓館で料理を召し上がるというのは、一生に一度のこと。一度限りの場である。まさに『一期一会だ』」
だから、
「今はただ、ひたすら心を尽くそう。それは仏教や禅の精神に由来するものであり、茶の湯における、『もてなしの心得』でもある。この料理に、日本古来のもてなしの心を注ぎ込もう」
そうして、洋食の中に必ずひと品、和食を取り入れるなど、迎賓館でも独自の世界を創り出し、各国のセレブから高い評価を受けた。それは経験や技術だけではなく、人としての深さが、世界に認められた証とも言える。
講演実績
実績例 :
イベント料理教室 講師
調理専門学校 講師
料理人講話「迎賓館と料理」
中部経済新聞 連載「マイウエイ」に平成25年6月~8月手記掲載
大高 恒夫
おおたか つねお
株式会社キャッスルサービス顧問
(元ナゴヤキャッスル名誉総料理長)
プロフィール
1950年茨城生まれ。
1974年、料理人を目指し単身で渡仏、フランス各地方の二つ星レストランを中心に6年間修業する。
帰国後は東京都内の有名レストランで腕をふるい、1986年ナゴヤキャッスルへ入社。キャッスルプラザ内レストランで料理長を務め、
2004年ウェスティンナゴヤキャッスル総料理長となる。
2005年には、日本国際博覧会迎賓館エグゼクティブシェフを担当し、迎賓館初の和洋折衷料理を提供し、世界117ケ国のVIPを魅了した。
2014年6月ナゴヤキャッスルを退社、7月キャッスルサービス顧問に就任。
2014年11月「愛知の名工、愛知県優秀技術者」として表彰を受ける。